春になるとハチの引っ越しが始まります
春になるとミチバチがどんどん増えていく時期になります。「分蜂」といってハチ達のお引越しがはじまるのです。
分蜂とは
春になると新しい女王蜂が生まれます。
すると、元女王蜂(母親)は、働き蜂を半数ほど引き連れて新しい巣を作るために旅立ちます。それを分蜂といいます。
巣の中で働く場所がなくなったり、蜜を集める場所がなくなったりした時に旅立つようです。
ミツバチの世界では若い世代に良い家を継がせていくんですね。
分蜂の時期
分蜂は主に春先に起こります。
関東より西の本州では桜の開花と同じ頃に分蜂がはじまります。
そこから1か月ちょっとが分蜂が一番多い時期になります。
徐々に減ってはいきますが夏ごろまで続きます。
新しい場所が見つかるまで
蜂たちは新しい巣作りの場所を探し求めますが、途中で休憩することがあります。
壁や木にぶらさがったりすることが多いです。
これが分蜂途中で休憩しているミツバチ達です。
絶対やってはいけないこと
こんな大きな蜂の塊を見たらビックリして「なんとかしなくちゃ」と思われる方もいるかもしれませんが、
殺虫剤をかける行為は絶対にお辞めくださいね。
これは巣ではなく蜂の上に蜂が重なっている状態なので、殺虫剤をかけると外側の蜂だけにしかかかりません。
ものすごく危険ですので、絶対にしないでください。
ではどうすればいいのか。
蜂たちは休憩しているだけなので、数時間から数日たてばいなくなります。そっとしておくのが一番です。
蜂の引っ越しが終わり新しい巣を作り始めたのを発見したら自分で駆除しようとはせず必ず業者へ相談くださいね。
その他にも、「これは巣なのかな?」「分蜂途中なのかな?」と迷われた際でも構いません。
些細なことでも大丈夫です。自己判断が一番危険です!お問い合わせお待ちしております。