コウモリの解説!生態や被害などプロがお教えします!

京都や滋賀を中心にゴキブリ、ネズミ、ハチなどの害虫・害獣駆除を行っています、株式会社マイジョリティサービスです。「京都の害虫駆除.com」を運営しています。暑くなる7~8月頃になるとコウモリが活発化し、コウモリ被害が増えてくる時期になります。実際に当社でも徐々にコウモリの相談が増えてきました。今回はそんなコウモリについてお話します!

 

コウモリ駆除

 

日本にいるコウモリの種類と生態

日本で見かけるコウモリのほとんどは「アブラコウモリ(イエコウモリ)」という種で、個体差はありますが体長は5センチ程度、5~10グラム程度の非常に小柄な生物なので、数センチの隙間があれば建物の中に侵入してきます。北海道を除くほとんどの日本全国に分布しています。人気のない山間部ではなく、都市部の市街地を中心に多く、棲息し夕方の空に見られます。

生息地 都市部の市街地、平野部
高湿、湿度の安定した光の当たらない場所を好む
活動時期 4月~10月頃。特に7~8月頃が活発になる
11月~3月は冬眠期間になる
活動時間 日没後 夜行性のため夕方から動き出す
主食 蚊や蛾などの小さな昆虫を好む
ゴキブリやクモなども食べることもある
寿命 1年~5年程度、メスの方が長く生きる傾向にある
繁殖時期 出産時期は初夏で一度に1~3匹の子供を産む

 

 

コウモリの被害

アブラコウモリは基本的に人間を襲うことが無いため、住み着くことによる主な被害は「糞」によるものとなります。アブラコウモリの体重は10グラム程度で、この体重を支えるために毎日大量の糞をします。コウモリは消化が早く食べたものが糞になるまで平均で50分ほどといわれています。そのため、糞尿の頻度が多く、大量の糞尿の被害がでてしまうのです。さらに厄介なのが、コウモリは集団で生活することが多いため、「何十匹のコウモリが同じ場所で大量の糞をする」という状況が起こってしまいます。糞を放置をすると悪臭が発生、雑菌が繁殖、ノミやダニが発生するなど、被害が拡大する恐れがあるため早めに処理しなければなりません。また、コウモリは基本的には夜行性のため、一般の住宅にコウモリが住み着いてしまった場合は羽ばたく音や鳴き声などによる騒音被害も発生します。さらに、コウモリの身体にも雑菌や病原菌などが付着しています。狂犬病やSARS、ヒストプラズマ症、ニパウイルス感染症などの感染症を媒体とした事例の報告があります。なのでコウモリを見つけても絶対に素手で触ってはいけません。

 

コウモリにまつわる法律

コウモリはハトやイタチと同じく「鳥獣管理保護法」によって保護対象となっているため、捕獲をしたり傷つけたりするような駆除方法は取ることができません。「鳥獣管理保護法」とは、生物の多様性の確保と生活環境の保全を目的に制定された法律であり、鳥類又は哺乳類に属する野生動物の捕獲と駆除を禁じています。哺乳類であるアブラコウモリにも、この鳥獣保護管理法が適用されます。万が一「鳥獣管理保護法」に違反してしまった場合、「1年以下の懲役」または「100万円以下の罰金」を科せられる可能性があります。同じく駆除の困難な害獣に関する記事がございますので、よければこちらもご覧になってみてください。

京都市上京区 コウモリ駆除(個人宅)

京都府宇治市 ハト対策 (工場)

京都市伏見区 イタチ駆除 (管理会社様)

 

まとめ

コウモリの駆除は素人の方でもできないわけではありませんが、おすすめはできません。作業場所が屋根裏など普段人の入らない場所となることが多く、不用意に覗き込んでしまうとコウモリと接触してしまったり、糞や雑菌などを吸い込んでしまったりする恐れがあります。さらに、コウモリを追い出した後の隙間を塞ぐ処理や清掃、消毒処理などもきちんと実施しないと再びコウモリが住み着いてしまったり、健康被害が出てしったりする可能性があるため、ご自身で駆除作業を実施しようと思われる場合は、「鳥獣管理保護法」も意識しつつ、安全性にも配慮をして作業されてください。ご自身で作業をされるかどうかは別として、コウモリ被害に悩まされているようでしたら、お近くの駆除業者にお問い合わせだけでもしてみてください。京都・滋賀にお住まいの方は、当社であれば基本的には現場の調査や見積もりが無料です。さらに、当初の見積もりにない費用に関しては、勝手に請求額に追加するようなことは絶対にいたしません。ご納得いただけないまま無理に契約を迫ることもありませんので、安心してご連絡ください。